お伊勢で糖質チャージ

早起きして新幹線に乗りました。一泊二日のお伊勢詣です。
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もちろんメインは神社巡りなのですが、この旅行でやたら餅とうどんを食べたので、まとめて記事にしておきます。ついでのついでに市場飯も。

神社巡りの記事はこちら。

https://discovery.kuruxkuma.com/2019-08-27-200000/

柳橋中央市場で朝ご飯

朝ご飯を食べに、名古屋駅で途中下車しました。名古屋駅桜通口から歩くこと10分弱で柳橋中央市場到着です。
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名古屋綜合市場ビルには仲卸店が軒を連ねています。
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目的地の魚源さんです。表は半開きのシャッター、裏口にものれんひとつありません。知ってても入るのに勇気がいります。
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タイミングよく席が空いていました。カウンターから小皿料理をいくつかもらって、お刺身を引いてもらいます。
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旅先でヒラメのお刺身にありつけるとはね。先行きよし。

店内にはメニューなぞ一切ございません。全て時価ではありますが、だいたい築地の多け乃さんと同じくらいの感覚で、実に良心的です。

名物餅

お伊勢さんには、おかげまいりの旅人が道中のあちこちで餅をつまんだ名残りで、今も名物餅が数多く残っています。なんでも、桑名から伊勢までの参宮街道は餅街道の異名があるとか。今までチャンスがあれば赤福をもりもり食べてきましたが、今回は赤福以外にも目と口を向けてみることにしました。

赤福

みんな大好き赤福。

猿田彦神社のすぐ近くから内宮まで続く800メートルのおはらい通りのちょうど中程、五十鈴川にかかる橋の袂でおかげ横丁との交差点に赤福本店があります。看板に金色で赤福と創業宝永四年の文字。
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創業は江戸時代中期の1707年ですか。お伊勢さんの歴史の割に新しい気がする。おかげ参りによって、この鳥居前町が発展したということなんでしょう。

隣の五十鈴茶屋で赤福を頂きました。
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美しい庭園を眺めながら食べる赤福。一際おいしく感じました。

夏だもん。赤福氷も食べなくちゃです。赤福外宮前特設店で頂きました。
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ふわふわと柔らかな氷。抹茶の香りは思ったよりも控えめで、みぞれの甘さが際立つお味。

食べすすめると餡子玉と白玉が二個現れます。
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冷えているにも関わらず、白玉が十分柔らかい。ずいぶんと柔らかく作っているんでしょうね。

御福餅

二見浦の御福餅本店に行きました。
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御福餅の創業は江戸時代中期、元文三年(1739年)とのこと。当時は宮川の川畔、伊勢神宮街道筋に茶店があったそうです。

店内入ってすぐ、餡付け工程が見られます。
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餡が広げられた大型の円形テーブルが回転し、餅切り機からポタリポタリと一口サイズの餅が落ちて行きます。それを職人さんが一個ずつ取り上げて、餡で包んで箱詰めしていきます。時折ボーリングの玉くらいの餡子玉が運ばれてきて、職人さんの手元にドンと置かれるのも見ものです。

御福餅頂きます。
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黙って出されて赤福と区別のつく人は少ないと思います。手作りゆえの素朴さがあって、餡の粒がわずかに粗くほんの少し甘さが柔らかい。あくまで、赤福を食べ慣れているがゆえの比較でしかありません。

へんば餅

外宮参道にある、へんばや商店 伊勢市駅前店です。
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外宮周辺をうろうろしていると、あちこちの電信広告で、へんば餅へんば餅と目に入るのが気になって仕方ありません。一度口にすれば落ち着くので、実食です。
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休憩室で無料のお茶と共に頂きます。2個で160円と実にお安い。まあるい焼き色が可愛らしく、平べったくてお腹に軽い食べ心地でした。これなら、15個入りの箱を買っても一人で軽く食べちゃえそうです。

なが餅

前々から四日市のなが餅に興味があり、名古屋駅の新幹線待合室の売店で笹井屋のなが餅を見つけたので、迷わず購入。11個入りで1000円です。
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中身は完全密閉された上で個別包装されていました。個別包装されていなかった時代には、斜めにして運ぼうもんならお土産ではなく嫌がらせと思われても仕方がない状態になっていたそうです。

これがなが餅。平たくて、へにゃへにゃしています。そりゃあ、すぐ潰れるわ。
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炙って食べると実に美味い。これ、もっと流行ってもいいのに。

伊勢うどん

お伊勢に行ったら、伊勢うどんを食べねばなりません。端から決めていたわけではありませんが、結果として伊勢滞在の四食全てがうどんとなりました。

ふくすけ

内宮参道、おかげ横丁にあるふくすけの手打ち伊勢うどんです。
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極太麺に真っ黒のお汁!これぞ伊勢うどんといった風格です。

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太くてふわりと柔らかい。そして手打ちならではのもちもち感。おネギだけのシンプルなものですが、すばらしく美味しかった。

居酒屋 惠

夜、突然の雨に降られて飛び込みました。本日のおすすめメニューにあった「エレベーター」をつまみます。
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お揚げさんに大根おろしの組み合わせ、つまり、あげおろしのこと。

締めに、伊勢うどん。
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おネギと鰹節が乗ってます。くたくたになったやわらかい太麺で食べやすい。これなら夜に食べてもすぐ消化しそう。

中むら

外宮からほど近い場所にお店を構えています。かやくうどん。
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今回食べた中で最も汁が濃かった。うなぎのタレ並に濃い。ご飯と漬物がついた定食セットを見た時にはうどんにご飯?と思いましたが、確かに、残ったお汁にご飯と投入したくなります。

山口屋

月夜見宮のそばにあります。充実したメニューの中から肉うどんを選びました。
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ふんわり柔らかい太麺に鰹だし。

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牛すじがトロトロで最高。これはご飯頼めばよかったなー。

なお、山口屋さんは薄口のうどん、そば、きしめん、カレーなど、メニューが盛りだくさん。夫が食べた郷土料理のセット(限定20食)は、てこねずし(ちらし)とサメのたれも付いて、大変お得な感じでした。

きしめん

伊勢うどんで膨れたお腹を抱え、特急で名古屋に移動し、JR名古屋駅構内の名代きしめん住よし3番4番ホーム店でかき揚げきしめん。
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伊勢うどんの後に食べるきしめんの味の優しいこと!!かき揚げがなかったら、口さびしく思うところでした。それにしても上品な仕上がり。これは毎日でも飽きない味ですね。名古屋の立ち食いきしめんは、評判に違わず、全く侮れません。