父島三日目:海ツアー
三日目は、明け方に目が覚めました。まだ薄暗い扇浦。
よい機会なので、小港海岸までジョギングすることにしました。急な坂道は決して楽しい道ではありません。途中の農園にいるチャボたちが、道路を散策していました。のどか。
小港園地の遊歩道に、アカポッポ発見。
前日、あんなにジャングルを歩いて探したのに。時間帯の問題でしたか。
八ツ瀬川にも朝日が差しはじめました。
静かな海です。誰もいません。海亀もいなかった。
一度目の父島旅行は当時飼っていた犬と一緒でした。台風で大雨に降られたりしましたが、この海岸で少しだけ遊びました。当時を思い出しながら海を眺めました。わーわー泣いてしまうので、一人の時でないと思い出に浸ることもできません。
この日は海ツアーに参加しました。
外来種を無人島に持ち込まないため、丹念に靴裏の掃除をした後、小さなボートに乗り込みました。大村海岸から出発です。
まずは、二見岩のサンゴ礁で、船の乗り降りの練習をしました。
ドルフィンスイム
ボートに乗って15分くらいしたところで、イルカの群れに遭遇。
すぐさま準備をして、ドルフィンスイム開始です。
5回エントリして楽しい時間を過ごしましたが、防水袋の中でのスマホ操作に慣れず、液晶も禄に見ないまま撮ったのがこちらの写真になります。
兄島
その後、兄島に移動してシュノーケリング。天気はよいし、海は穏やかだし、サンゴ礁の海は文句なしに美しく、魚を追わなくてもプカプカ浮いていたい気分でした。
船の上から撮っても、これくらい底が見えます。
南島
兄島から30分くらい船で進んで南島へ向かいます。途中、父島の南端にあるハートロック(赤い崖)が見えました。
南島は桟橋がないので、船をぎりぎりまで寄せてもらって舳先から岩に直接降ります。南島は東京都自然ガイドの案内で、入島は一日100名まで、最大利用時間は2時間と制限されています。
元々は緑豊かな土地だったそうですが、ヤギの食害で植生が損なわれ、現在植生回復事業が行われています。
サメ池から入島し、上からは灼熱の日差しを浴び、無風の中、サウナのように熱せられた空気に包まれ、決められた飛び石の上を歩き、尖った岩を避けながら南島の東にそびえる丘を5分ほど登ると、この風景に出会えます。
閂島やジニービーチが見えます。
そして、振り返ると、映画のワンシーンのような景色。道理で熱いわけだ。この窪地に空気が溜まって温められるわけね。
眺めは大層良いのですが、この高台に立っていると、命の砂時計がサラサラと減っていくのがわかるほど。すぐさま降りて、あの水色の扇池に浸からなくてはと、体が訴えていました。
扇池はぬるいので、お風呂に入っているようでした。
扇池のある砂浜には、数百年前に絶滅したヒロベソカタマイマイの化石がいたるところで見られます。
楽しい時間が過ぎ、ホテルに戻ってシャワーを浴びながら体を点検したら、足や腕に青黒い痣が数ヶ所できていました。ドルフィンスイムで船に登るのに、酷くぶつけていたようです。そして、あんなに日焼け止めを塗っていたにも関わらす、ラッシュガードから出ていた部分が薄黒くシワシワになっていました。日差し強かったもんなあ。
そして、父島最後の夕陽。最後まで天気に恵まれました。
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