2018GW 別府二日目

目覚めにお宿のお風呂へ。

部屋でダラダラしていたら、夫がスマホの画面を見ながらウンウン唸っていました。どうやら、昨年のGWにやっていた別府温泉巡りのスタンプラリー別府八湯温泉道の続きがしたかったらしいのですが、あれから機種変したのでアカウントを忘れたとか。ということで、再度アカウントを作りなおし。

今回はいろいろ走りながら回るつもりだったので、ついでに私も始めようということになりました。お宿にいる間は暇なので、値段別に温泉リストをGoogleマップで作成。
入浴料200円以内でも59件。さすが温泉王国、別府。今回多くを望まず、まずは別府八湯くらい回れるといいねという感じでスタートしました(これが地獄の扉だとはつゆ知らず)。

 

ウエアに着替えて8時半に宿を出ました。
お宿のある鉄輪温泉郷は山なので別府の町並みがよく見渡せます。
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あまりに眺めがよいので、当初予定していたルートから外れて湯けむり展望台に寄り道。
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左端の山頂に丸みがあって目立つのが鶴見岳。
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写真では小さくて見づらいのですが、湯煙があちらこちらから立ち上っています。

ルートを外れたものの、山道をガンガン下っていくと海が見えてきました。
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ここまで来れば、目的地まで無事に行けそうな予感がしていたのに、
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すぐナビに誘導されて謎な獣道へ突入し、また不安になったりして。
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ともかく、平地の街中に着くことができました。

まずは、古い浜田温泉の建物を再建して作られた浜田温泉資料館へ。
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銅板葺唐破風の屋根がある宮造り様式で登録有形文化財に指定されています。男風呂の方は床板が張られて資料室になっていますが、女風呂の方は元の姿が残されています。
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浴室はポンプがなかった時代を忍ばれる半地下式。浴槽はひょうたん型です。

水道のある洗い場。
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蒸し湯も併設されていました。

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奥に男風呂と行き来できる場所があって、天井は外から陽の明かりが取れる仕組みになっていました。
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この光の元を外から見ると、こんな感じ。
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実は玄関がガラスはめ込みになっていたのでした。気づかなかった。

資料室も拝見。

《豊後州速見郡濱湧温泉場賑之図 1881(明治14)》の複製品。
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浜脇温泉を描いたもので、東湯は弦月泉(後の浜脇高等温泉)、西湯は清華泉(後の浜脇温泉)とし、繁栄を東西で競っているかのように描かれている。

《『温泉マーク』タイル版》
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別府観光の父、油屋熊八(亀の井ホテルの創始者)が好んで使用した温泉マークを基に製作したもの。

そして、ようやくの亀川温泉、浜田温泉(二湯目)です。
f:id:Melonpankuma:20180504145650j:plain鉄筋コンクリート製ながらも古い建物の造りにならった屋根の形が特徴的です。新しくできた施設なので、浴場も広く洗い場も整備されていて、観光客も使いやすいものになっていました。

浜田温泉を後にして次の目的地、浜脇温泉を目指します。走り始めて気がついたのですが、お風呂上がりって足が重いのね。日焼け止めを何度も塗り直さなきゃいけないし足は重くなるしで、走りながらの温泉巡りは思ってた以上に過酷かも。

上人ヶ浜で国道10号に合流。
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足が重いだの疲れただのこの辺でご飯食べようだの愚痴りまくる夫を宥めながら、国道10号線をひたすら南下して別府タワー。
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ややゾンビ状態になりつつ、ショッピングセンターゆめタウン別府で買い物がてら軽食を取ったので、ようやく生き返りました。

そして、浜脇温泉(三湯目)。
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こちらが道後温泉発祥の神話に出てくる速見の湯です。あちらが日本最古というなら、その元になったお湯は最古のも一つ前なんでしょうね、きっと。

 

疲れた足が少し軽くなったところで気を良くし、さらにもう一湯。紙屋温泉(四湯目)。
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こちらは飲泉もできますので、体の中にも温泉を注ぎ入れます。

ここから別府駅に移動してバスで鉄輪温泉に戻り、お宿のお風呂で五湯目でした。

一日の締めくくりに、よく走り浸り一日掛けて消費したカロリーをチャラにする夕飯。
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Googleのタイムラインによるとこの日の移動はこんなでした。

ラン:12.7 km
バス:6.2 km
徒歩:650 m

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